視覚障がいのある方に「触ってわかる」歯の模型で「健口」を!

クラウドファンディングに挑戦中です!


11月8日 いい歯の日より、大阪大学歯学部 障害者歯科治療部・歯科技工士学校・ID推進センターが協同し、標記のプロジェクトをスタートしました。

一般的に歯科では鏡などの目で見える情報を使った説明がよく使われます。
しかし、視覚障がいのある人は、この視覚情報がないため、自分の歯ならびの状態などのお口の情報を知ることや効果的な歯みがき技術を身に着けることに困難が伴います。

7年前、ある視覚障がいの患者さんに必要な情報を伝えきれない経験をした私たちは、そこから情報提供の方法を模索し、様々な試行錯誤の末に視覚障害のある方が「触ってわかる歯の模型」を作製しました。

この模型はマグネット式になっていて、歯ならびをかえられるため、対象者の歯並びを簡単に再現することができます。
また視覚障がいのある人が触って認識しやすい大きなサイズになっています。

視覚障がい当事者の方にご好評をいただくこの模型ですが、需要が少なく企業では事業化してもらえないという現実の壁にあたり、この度クラウドファンディングに挑戦することにしました。

このプロジェクトは皆さまのご支援で模型を作製し、全国の視覚支援学校や障害者歯科に模型をお届けして歯みがき指導時や治療時の説明に役立てていただこうとするものです。
また集団指導やかかりつけ医での使用時などに、模型を貸し出しできる仕組みづくりも目指します。

この取り組みが、視覚障がいのある方たちの将来のお口の健康維持につながっていくこと、そして情報格差のない歯科の実現へとつながる一歩になることを願っています。

皆さまのあたたかいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

プロジェクトの実施概要・スケジュールなど、プロジェクト詳細ページはこちら
https://readyfor.jp/projects/handai-hamokei
期間:11月8日~12月24日まで